〔ツアー福岡編〕
4月15日
午前10時30分に起床。
午後13時30分にホテルロビー集合なのでまだずいぶん時間がある。
福岡の街をぶらつく。
夜に賑わっていた屋台が駐車場に何台もとまっていた。
夜には割と広く感じる屋台がこんなにコンパクトになるんだと感心する。
屋台達は駐車してある。というより夜に備え休憩している。といった感じ。
お昼時になり昨日ラーメンを食べれなかったというのもあってふらっとラーメン屋に寄る。 福岡で食べる豚骨ラーメンは東京のそれと違い凄くあっさりしている。美味しい。
(もちろん)替え玉をして、満足して再び街をぶらつく。
オフィス街らしく、サラリーマンやOLらしき人たちが昼食のため街にあふれていた。
13時30分になり、ホテルのロビーに集合して、一行は本日のギグ会場福岡DRUM SUNへ。
州一郎は電車で向かったらしい。多分街を眺めながら行きたいんだろう。
DRUM SUNに到着。機材の搬入。エレベーターが無く全て人力での搬入。ビルの3階だ。
僕のベースアンプはアンペグのSVTⅡプロ。音は最高だが最っっ高に重い!いやっ!マジで。堪忍してぇ。というイカしたやつだ。
あまりの重さにスタッフ、メンバー、時にはイベンターさんからクレーム続出。ある時「どんだけ重いんだか一度量ってやろうかしらん。こっちに持ってきさらせこのあほんだらあ。大体貴様は・・・」といつの間にか話の風向きは佐々木健太郎の糾弾という様相を呈して来ていたので量ったらなんと40Kg弱。
そりゃ重いわ。でもいい音。
そんな感じで、前述の超重量級ベースアンプ、中量級ギターアンプ×2、重量級エフェクターケース、軽量級エフェクターケース、ストロー級楽器、ミドル級・・・その他諸々、様々な階級の物質を階段で(人材派遣のバイトで引っ越し仕事の時、まるで人間扱いされなかった思い出を頭によぎらせながら)搬入していると、すっかり汗だくだ。
体を暖めるにはちょうど良かった。
リハーサル開始。セットリストに若干の変更点があったりしたので、そこの確認など、やり過ぎてはいけないと思いつつ、懸案事項を一つづつつぶしているうちに(つが多い)結構時間が経っていた。アナログフィッシュでは割とよくあるパターンだ。
リハーサル終了後、弁当を食べて、暖かい飲み物を飲んで体を暖める。
本番前にライブの流れを確認するのだが、ワンマンという長尺のライブともなると、確認作業も長くなるので本日は早めに。
でも結局終わったのは開演5分前。
そしてメンバー一同、息を合わせていこうぜという気持ちを込めつつ深呼吸。
楽屋の電気を消し、
SEが流れる
ドアの向こう側では『二度と無い今日、戻らない昨日』のリフレインが聞こえる。
ステージへ!!!